ご挨拶

第24回日本輸血・細胞治療学会秋季シンポジウム 会長
佐分利 能生
大分県立病院 血液内科
輸血・細胞治療に日頃からご尽力されている皆様へ

 第24回日本輸血・細胞治療学会秋季シンポジウムの開催につきまして、一言ご挨拶を述べさせていただきます。

 2016年の春には熊本・大分地域に大地震が発生し、甚大な被害を受けました。その後の開催となりますが、参加される皆様方にはご迷惑をお掛けすることのないように努めたいと思っています。

 開催日は2017年10月13日(金曜日)です。場所はJR大分駅から徒歩2分のホルトホール大分と致しました。本シンポジウム開催の前日に同会場にて全国大学病院輸血部会議を行います。場所は駅から近いこともあり、移動、宿泊にも便利なところです。

 私は大分県立病院の輸血部の創設にかかわってきましたが、九州にとどまらず全国の多くの輸血医療に携わる、さまざまな職種の方々のご指導や数多くのご助言をいただいてきました。今回の開催は皆様への恩返しと思って準備しています。その意味も込めまして、テーマを“三位一体の輸血医療をめざして”とさせていただきました。大分はサッカーチームのトリニータ(J3→J2昇格)や焼酎の三和酒類など、和を持つことを大切にしている土地柄と思います。さらに、私は大分県の輸血合同療法委員会のまとめ役をさせていただいておりますが、行政、血液センター、医療が三位一体となって話し合いができる誠に意義のある会ではないかと考えています。献血の推進や適正使用への取り組みの話し合いを行っていますが、このことを進めるには、異なる組織や職種の人々がいかに足並みをそろえるかにかかっていると思っています。

 さて、学会の内容は多くの先生方のご協力で演題を選定させていただきました。おおむね、輸血・細胞治療の臨床の演題が多く、皆様が日常のお仕事の中で参考にしていただける内容と思っています。紅葉が美しくなる時期でもあり、別府にお泊りいただいても、JRですと20分程で会場にお越しいただくことができます。“おんせん県おおいた”をゆっくりと楽しんでいただければと思っています。また、フグも丁度おいしくいただけるようになる頃でございます。さらに関アジ、関サバも皆様のお越しをお待ちしています。 なにとぞご参加のほどよろしくお願いいたします。