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受付中
2021年 10月8日(金)~9日(土)
アクトシティ浜松 (コングレスセンター全館)
〒430-7790
竹下 明裕
浜松医科大学医学部附属病院 輸血細胞治療部 部長
(浜松医科大学医学部附属病院
この度、2021年10月8日(金)、9日(土)の2日間にわたり、アクトシティ浜松におきまして第28回 日本輸血・細胞治療学会秋季シンポジウムを主催させていただきますこと、皆さまに心から感謝を申し上げます。
テーマは「未来に届けたい輸血・細胞治療」です。皆さまのご尽力で、輸血学は着実に進歩し、エビデンスは累積され、ガイドラインの作成やシステム化が進んでいます。これまでの業績を纏め、次世代の担い手に届けることは学術会議の大きな役割と考えます。
昨年からの新型コロナウィルス感染拡大を受け、学術集会も誌上開催やWeb形式を余儀なくされてきました。会場で討論する機会は減り、私たちは限られたリンクのなかで、できることを模索してきました。しかし、自ら努めて学習しない限り、取り残される不安があります。
医療従事者を先行する形でワクチン接種が進むなか、本学会では会場における発表と討論を主体とし、コロナ禍で培ったWeb形式を併用いたします。さらに、業務等のため当日参加できなかった皆さまのために、多くの講演をオンデマンドで視聴可能としました。
「未来に届けたい輸血医療 プロフェッショナルからのメッセージ」では、輸血医療に注力してきた先輩から未来を支える後輩に、最も伝えたいことをバトンタッチ形式で纏めていただきます。「輸血細胞治療のエッセンシャル」では、専門家からはなかなか聞くことができない各領域の基礎的な内容をわかりやすくお話いただきます。臨床研究、医学統計、アフェレーシスの権威にお願いしました。特別講演では、心臓血管外科、整形外科、血液内科の最新の細胞治療をトップレベルの先生に紹介していただきます。最近の話題であるワークシフトに関しては、2つのセッションを組み、最新の情報と効率よい導入方法を入手することができます。
各科、他職種との連携が益々重要となる輸血細胞治療部門においては、医療を取り巻く知識も必要とされます。安全、法学、光技術、情報管理、コミュニケーションに関し優れた講師を招請しました。これらのプログラムは楽しく聴講していただけると思います。
コロナ禍を理由に縮小傾向にある展示にも注力しました。展示は、学術集会の大切な要素と考え、現地で学会に参加して良かったと感じていただけるような内容を準備しています。輸血検査機器や試薬に加え、最先端のハイパーカミオカンデ、未来の生活を支えるパートナーロボット、食文化等お楽しみいただけます。
ご参加いただける皆さまにとって実り多い学術集会となりますよう最善を尽くす所存です。是非とも多くの皆さまがご参加、ご視聴くださりますようお願い申し上げます。